PROFILE & ABOUT

【スキー実技担当】

井上 優

Yuu Inoue

スキーのメッカである長野県菅平高原で生まれて育ちアルペンスキーで活躍した。学生時代にアルペンスキーで培った技術、メンタリティーやスキークロス競技にて得たボディーコントロールは、基礎スキーへの転向後も大いに生かされ、全日本技術選手権や14年に及ぶSAJデモンストレーターとして活躍する。特にプレーヤーとしての活動や上級スキーヤーを指導するだけでなく、レベル幅の広い指導者として知られている。

「スキーは歩くことよりも簡単」をモットーに、スキーに新たな価値づけをして発展と普及に努めている。

<一言>

プロスキーヤーの井上優です。温暖なスキーシーズンが終わり、いかがお過ごしでしょうか?今シーズン準指導員を受験された方々は色々苦労されたのではないでしょうか?SAJの準指導員になるためには、一先ず規定された筆記と実技試験をパスして合格することが必須です。

この度、この企画を計画して感じられることは、試験までの実日数が改めて短いということです。そして、スキー技術を理解・体現する上で、それらのほとんどが雪上に上がる前にやらなければいけないことばかりです。

これから初めて受験される方、何度もトライしたけど不合格だった方、是非とも目標に向かって一緒に頑張りましょう!

【オフトレーニング担当】

植松 雄太

Yuta Uematsu

小学生から高校生までアルペンスキーを行う。アルペンスキーを退いた後、エアロビック競技を始める。2002-2009年まで日本代表として国際体操連盟主催のワールドシリーズ、世界選手権、またスズキワールドカップなどに出場し入賞を果たす。現役中に自身のスタジオを立ち上げて以降、後進のコーチング、振り付け、音楽制作などを行い、アスリートを国際大会へ送り込んでいる。エアロビック競技引退後コーチとなり、日本スポーツ協会上級コーチ(現コーチ4)を取得する。さらにコーチングスキルをより高めるため、日本体育大学大学院コーチング学系へ進学して、運動学や対他者(コミュニケーション)に関する研究を行った。現在、複数の大学スキー実習の講師として、若者へスキーを伝えながら自身のもつ運動学の知識とスキー運動を絡めて、スキーヤーのサポートを行っている。

SAJ正指導員・B級検定員

<一言>

この#準トレを企画してコロナ禍を経て4シーズン目へと入ろうとしております。私自身も受験される皆さま同様に指導や検定に関する資格を取得しました。検定を受ける皆様に寄り添いながらオン→オフへとサポートしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【#準トレとは?】

「#準トレ」は今までにない指導を目指す方に向けた学習型セッションです。日本のスキー界では、今まで技術に関する情報提供や共有が行われて盛んに行われてきました。そして、時代のニーズとして+αが挙げられ、技術指導に偏らない、スキーヤーが楽しめる場や知識の提供を行うことです。そのためには指導者の柔軟な指導法の習得や関連する知識などが必要とされます。この「準トレ」では、 +αを提供できる指導者のための学びや学習スタイルの提供を行います。そして、スキー人口の減少が叫ばれている今、新しい価値づけとポジティブな思考をもつ指導者の存在が必要不可欠です!新規指導者を目指す方、再チャレンジされる方、「準トレ」で一緒に学びませんか?

【準指導試験と現状】

資格取得に向けた準備は、実技8種目(全国共通)、筆記テスト(都道府県別)における合格+養成講習(都道府県連盟開催)の単位取得などがあります。特に同じ審査基準による実技8種目は、近隣にスキー場のない滑走日数30日前後の都道府県(通称雪なし県)のスキーヤーにとって大きな課題で大変であり、受験者の半数が不合格になっていることも事実です。

【次回は合格したいという方は必見です!】

残念ながら不合格となってしまったスキーヤーは、合格率や第三者評価に着目してしまうことが多く、自身の滑りを改善することや修正箇所のフォーカスなどが不明確になりがちです。自分とA氏の75点ではなく、誰が見ても75点以上の評価をもらえるような滑りをすることが検定試験では重要といえるでしょう。